別の意味になる？他の熟語と同じ文字の名前まとめ

人気の漢字の組み合わせでも別の意味になる名前に注意！

2024-09-22更新

「海月」「海馬」「心音」など、人気の漢字の組み合わせでも、名前の文字そのものが別の熟語や慣用句と同じになる場合があります。良いイメージの熟語を参考にする場合もありますが、中には悪いイメージを連想するものもあり、名付けで慎重に検討する必要のある他の熟語と同じ文字となる名前をまとめました。

良い意味を持つ熟語や慣用句
熟語や慣用句が思わぬ意味を持つもの

良い意味を持つ熟語や慣用句

名前と同じ漢字の熟語や慣用句でも、良い意味を持つもの、植物の名前などの例があります。積極的に取り入れるのも良いでしょう。

ネムディクでは、名前の意味を調べて熟語と一致した場合、その意味を掲載しています。名付けの際にぜひご活用ください。

明星あかぼし: さそり座のアルファ星アンタレスのこと。明けの明星（みようじよう）の古名。金星。
杏花きょうか: アンズの花。
杏子あんず: バラ科の落葉高木。中国北部原産。
桃李とうり: 桃と李（すもも）。試験官が採用した優れた門下生。自分がとりたてた人材。
真帆まほ: 順風を受けて十分に張った帆。
浩大こうだい: ひろく大きいこと。量が多いこと。
良平りょうへい: 知謀をもって劉邦に仕えた漢の創業の功臣、張良と陳平。転じて、知略にすぐれた人。
花織はなおり: 沖縄読谷（よみたん）・与那国島・竹富島の織物。縞の中に小花模様を浮き織りにしたもの。
若葉わかば: 芽を出して間もない葉。特に、初夏の木々のみずみずしい葉。若い人。子ども。
陽春ようしゅん: 陽気の満ちた春。陰暦正月の称。
雄志ゆうし: 雄大な志。壮志。雄心。
仁徳じんとく: 他をいつくしみ愛する徳。仁愛の徳。
俊士しゅんし: 才知のすぐれた者。嵯峨天皇の代、文章生のうち秀才についで優秀な者の称。
凛々りんりん: 寒さが厳しく身にしみいるさま。凜冽。勇ましく勢いのあるさま。りりしいさま。凜乎。凜然。声などが鋭く響くさま。
康平こうへい: 年号（158年8月29日〜165年8月2日）。天喜の後、治暦の前。後冷泉（ごれいぜい）天皇の代。
建基けんき: 築くこと。基礎。
弦音つるおと: 弓につがえた矢を放ったとき、弦の鳴る音。また、弦打ちしたときの弦の鳴る音。
将星しょうせい: 将軍・将官の異名。中国古代の天文学で、大将になぞらえた星。
小春こはる: 初冬の穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。また、陰暦10月の異称。
巧知こうち: たくみな知恵。すぐれた才知。
快利かいり: なめらかに速くすすむさま。快速。
瑞花ずいか: 豊年の前兆となるめでたい花。雪の異名。
純良じゅんりょう: まじりけがなく品質がよいこと。
紗綾さや: 平織りの地に綾織りで文様を織り出した光沢のある絹織物。サアヤ。
進士しんし: 中国で、科挙の科目の一つ。また、その合格者。宋以後では、殿試に合格した者の特称。
隆盛りゅうせい: おおいに栄えること。勢いが盛んなこと。隆昌。
隼人はやと: 古代、薩摩・大隅に居住した人々。宮門の警衛などにあたった。鹿児島県の男子の称。

熟語や慣用句が思わぬ意味を持つもの

名付けで慎重に検討する必要のある他の熟語と同じ文字となる名前をまとめました。

心音しんおん: 心臓の搏動により生じる音。心室の収縮・弛緩に伴って反復して発する。
壮士そうし: 勇ましくて元気のいい男。壮年の男。明治時代、自由民権思想の普及のために活動した闘士。社会正義などをふりかざして強要・脅迫などをする無頼漢。
海月かいげつ・くらげ: 海上の空に出る月。海面に映っている月の影。くらげ。
空音そらね: 実際には鳴らないのに耳に聞こえるような気がする音。うそ。いつわり。鳴きまね。偽ってまねをする嗚き声。
星月ほしづき: 馬の毛色の名。額の上に白い小斑点のあるもの。つきびたい。つきじろ。しろびたい。ほしびたい。
海星ひとで: ヒトデ綱に属する棘皮（きよくひ）動物の総称。
知音ちいん: 心の底まで理解しあった友人。親友。知り合い。知人。愛人。恋人。また、情を交わすこと。
初花はつはな: その季節になって最初に咲く花。また、その草木に初めて咲く花。その年初めて咲いた桜の花。初桜。年ごろになったばかりの娘。初潮。
心太ところてん: ところてん。テングサやオゴノリなどをゆでて煮溶かし、発生した寒天質を冷まして固めた食品。
愛人あいじん: 愛している相手。特別に深い関係にある異性。情婦。情夫。情人。人間を大切なものと考えること。
栄花えいが: 権力や財力を得て、はなやかに栄えること。
洋生ようせい: 西洋の学問を学んでいる学生。洋学を修めた学生。
生馬いけま: ガガイモ科のつる性多年草。
直人ただびと: 通常の人間。普通の人間。常人。（帝・后などに対して）臣下の人。官位の低い人。普通の身分の人。（僧に対して）俗人。
良人りょうじん・おっと: 夫婦のうち、男の方。配偶者である男。亭主。
華香けこう: 仏前に供える香と花。香華（こうげ）。
達士たっし: ある物事によく通じている人。達人。
郷士ごうし: 江戸時代、農村に居住した武士。また、由緒ある旧家や名字帯刀を許された有力農民を指すこともある。
風樹ふうじゅ: 風に吹かれてそよぐ木。風木。死んでしまった親への思い。
麻衣あさぎぬ: 麻布で作った衣服。粗末な衣服。あさごろも。あさのきぬ。喪服として着た麻布の衣服。あさごろも。あさのきぬ。
信士しんし・しんじ: 信仰の厚い人。信者。男子の戒名の下に付ける称号。
光一ぴかいち: 花札の手役の一つ。初めの配り札七枚が二〇点札（光り物）一枚と六枚のかす札であるもの。転じて、多くのなかで一番優れていること。
冬子どんこ: 冬季に育ったシイタケ。
利己りこ: 自分の利益だけを大事にし、他人のことは考えないこと。
春歌しゅんか: 春を歌った歌。また、わいせつな歌。
春菜はるな: 春、摘んで食用とする野草。
智利チリ: チリ。南アメリカの南西部と、フエゴ島の西半分を領土とする共和国。
法人ほうじん: 自然人以外で、法律上の権利義務の主体となることができるもの。
清介せいかい: 潔白すぎて度量が狭いこと。清廉すぎて俗世間から孤立すること。
真平まひら・まっぴら: 全く平らなさま。まっ平ら。ひたすらなさま。
達磨だるま: インドから中国へ仏教を伝えた僧侶のこと。達磨の坐禅姿を模した日本の置物。
里子さとご: 子供を他人に預けて養育してもらうこと。また、その子供。
雪菜ゆきな: 東北地方で、雪の中で栽培してやわらかく育成する菜類。コマツナの栽培品種。
成星なりぼし: 急に出世したり金持ちになったりした人。俄分限（にわかぶげん）。出来星（できぼし）。
春夢しゅんむ: 春の夜の夢。物事のはかないことのたとえ。
有司ゆうし: つかさびと。役人。
水子みずこ: 流産または堕胎した胎児。生まれて間のない子。うぶこ。
海馬かいば・うみうま: 脳の器官。大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。タツノオトシゴやセイウチ、トドなど海の生き物の異称としても用いられる。
心空慣用句: 「心空（こころそら）なり」で、心が自分のからだから離れてしまった状態、うわの空を表す。
沙弥しゃみ: 髪をそって十戒を受けた初心の男子。修行未熟な僧。
純生じゅんなま: ビール、食パンなどに商品名がある。
花菜かさい: カリフラワー、ブロッコリーなど、花の部分を食用とする野菜。
早世そうせい: 若くて亡くなること。若死に。