名のり・人名訓とは？子供の名付けの参考に。通常の読みとは異なる漢字の読み方

名前で用いられる名のり

名のり・人名訓は、名前に用いられる、通常の読みとは異なる特殊な漢字の読み方です。名乗り訓とも呼ばれます。名前に限って慣習的に使われてきた漢字の読み方になります。

古来の訓読みの名残りや、昔の人の当て字が世に広まったものなど、由来は様々です。最近流行の「心」を「こ」と読ませたりする例も、今後一般的になれば名のりとして辞書に掲載される可能性もあります。

名のりは通常の漢字の読み方と大きく異なる場合もあり、時に読みにくい名前にもなりがちです。その点を注意して名付けに活用しましょう。

名のりは古くからあり、一般に知られている読み方は辞書にも掲載されています。辞書によって掲載されている内容に幅があり、ある辞書に掲載されている名のりが別の辞書には掲載されていないということもあります。

当サイトでは、複数の辞書を参考にできるだけ多くの名のりを掲載するよう心がけています。

漢字には、名のりを持たないもの、何十もの多くの名のりを持つものもあります。通常の読みとは異なる「名のり」を持つ漢字の一例をご紹介します。

漢字	愛
訓読み	めでるいとおしむいとしいかなしいおしむいつくしむ
音読み	あい
名のり人名訓	ああきさねちかちかしつねなりなるのりひでめぐむやすよしよしみよりまな

漢字	真
訓読み	まことまことにま
音読み	しん
名のり人名訓	あつさださなさねざねただただしちかなおまきまこまさますまたまなみみちもと

漢字	仁
音読み	じんにんに
名のり人名訓	きみきむさとさねじしのぶただしととくとしとよのりひさしひとひとしひろひろしまさまさしみめぐみめぐむやすしよし

漢字	生
訓読み	いきるいかすいけるうまれるうむおうはえるはやすきなまうぶなるなすいのち
音読み	せいしょう
名のり人名訓	ありいきいくいけるうまるおきさくすすむたかなりのうひさむふぶふゆみゆきよ